今年で二回目のゼミ旅行。去年に引き続き、旅は前日から始まっていた。場所は、吉田家。
吉田父さん母さんにおいしいご飯をごちそうになり、テツ(犬)も元気そうでなによりだった。
夜が更けてきて佐伯区とは違い、本郷は寒い。ビールと焼酎で体を暖めながら、寝床に着いた。
朝。わくわくして寝付くのが遅かったため、起き上がる事が出来なかった。
ワンピース読んじゃっただけwそして、寒い。
体にムチを打たせながらも早々と準備をし、吉田母さんに空港まで送って頂いた。約20分と近い。空港にはすでにもうみんな集まっていた。「韓国」旅行は始まった。
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気がつけば、もう韓国。1時間ちょっとで着いた。自分の家から本郷に行くより早く着く。なんか不思議な感じ。
韓国に着くや否やバスに乗り込み、初めの目的地に着く。ぱぱっと写真を撮り、次の場所へ。
予習も何もしていない僕はここがどんな場所なのか全くわからない。こんなにもよくわからない集合写真は初めてだった。唯一そこで印象が強かったのはそこに置かれていたPhoto spotのマーク。そこから見るレンズ越しの風景は、例として置かれている写真とはほど遠かった。堂々とそれを置く精神に感動。
と、思っているうちに免税店に着く。買い物がメインでない僕たちにはとても退屈な時間。
周辺を見渡すとミスドがあったので、一緒にいた福島と途中で合流した村上先生とで休憩。
どこに行っても変わらなくおいしいミスタードーナツは素晴らしい。
買い物時間も終わって、清渓川へ。
街の人がその川で足をつけたり、ギャラリースペースがあったりして使われてる川だなと思った。ほとんど同じように整備された大阪の道頓堀川とは大きな違いだ。
この日も夜が吹け、夕食を食べホテルに向かう。
ホテルの周りは焼き肉屋だらけだ。でも、どこに入ってもおいしい。カルビおいしい。マッコリおいしい。豚おいしい。キムチはちょっと苦手。総合的に満足でした。
次の日の朝。同室の吉田氏に起こしてもらう。完全人任せ。
そして朝食へ。
朝からカルビかと思っていたけれど、あっさりしてすごくおいしかった。またカルビ湯食べたいな。
次、水原華城。文章を書くように観光する場所は変わる。
韓国の人はせっかちなんだな。
ここは、万里の長城の韓国版らしい。現在は敵が襲ってくるかのように街がすぐそこまできていた。遺産であってもあと何年かすると街に飲み込まれるんだろうか。
周辺を少し観光し、またバスに乗り込む。梨花女子大学へ。
女子大学ということで梨の花の香りがするのかと思ったけどそうでもなかったw
でも、建築はすごかった。大地を切り裂いたように軸線を印象付ける造形にはすごい迫力。ホールやギャラリーや映画館までもあり、学校でありながらも街と近い関係がつくられているところが魅力的。あのような建築が出来るだけで需要とかも結構かわってくるんだろな。
女子大学に満足し、東大門のザハ建築に向かう。
韓国は歴史的建築よりも近代建築を見る方が面白い。大規模に都市開発が行われていて、土木にまでデザインや景観計画がなされているところがすごい。いかに日本は発展が止まっているのかがわかる。
バスの窓越しに見える風景を見て思う。
東大門デザインプラザにつく。
ザハの建築を見るのはこれが初めてだった。ザハは、雑誌で見る限り造形だけなのかと思っていたが、建築自体の質感や造園の細部までデザインされていた。歩いているだけで面白い。
ギャラリーの展示方法もいろんな仕掛けがなされていて、とにかく面白かった。
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ホテルに戻り、夕食。また焼き肉。韓国の焼き肉はなぜこんなにおいしいんだろう。日本では食べようと思わないが韓国にいると毎日でも良い気がする。
その日も夜遅くまでビールを飲み、寝床に入る。
旅行最終日。
同室の吉田氏に耳元で叫ばれて起きる。完全に他人任せである。ありがとう。
今日は一番見たかった、三星美術館。韓国に行って見ない訳がない。
電子マネーカードを購入し、チャージして韓国の電車へ乗り込む。一回乗るのに1000ウォン。約83円だと。かなり安い。
三星美術館はマリオボッタ、レムコールハース、ジャンヌーベルの建築が地下で繋がっていて、共通の場からはそれぞれの個性がちらついている。展示作品自体も昔の器などから現代アートまで幅広いジャンルが展示されており、見え隠れする期待感を裏切らない作品でした。
夕方の便という事で、正午にホテルへ戻りホテル近くのお店でクッパを食す。
そこで調子に乗って食べた青唐辛子が帰国後の僕に悲劇を与えるとは思ってもいなかった。
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空港に着き、ガイドさんと別れ、飛行機に乗る。
機内食にはまたキムチ。もうキムチはいらない。
2泊3日の詰まった旅行だったけど、また韓国に行きたいって思わすような旅行だった。
企画係さんありがとう。